ハンガリー

Pierre-Laurent Aimard, Aka Pygmies "African Rhythms" (2003)

クラシック音楽は、つねに「辺境」(あくまで、ヨーロッパから見て、ですが)の音楽に刺激を受けて進化してきたところがあります。たとえば、トルコの軍楽に影響を受けてモーツァルトはトルコ行進曲を作ったわけだし、バルトークやコダーイはハンガリー民謡…

Palya Beáta "Ágról ágra" (2003)

パーリャ・ベアタ(アルバムによってはPayla Beaという表記も見かけます)は、1976年生まれの実力派トラッド歌手。ハンガリー人なので後に来るベアタが名前です。幼い頃から村の民謡グループで歌っていた彼女は、大学ではハンガリーとトランシルヴァニアの伝…

Besh o droM "Gyí!" (2005)

ワールドミュージックのバンドの中で、とにかくかっこいいバンドを5つ挙げろと言われたら、確実にその中のひとつに入るのがこのバンド、ベシュ・オ・ドロム。 ブラスを中心に、ツィンバロンやアコーディオンといった東欧伝統の楽器が奏でるスピード感あふれ…

Szalóki Ági "Cipity Lőrinc" (2006)

サローキ・アーギはハンガリーの美人女性歌手。ボーカリストとして、ジプシーバンド"Besh o droM"やユダヤ音楽バンド"Oi Va Voi"などさまざまなグループのアルバムに参加している人気歌手なんですが、ソロでは、ハンガリーの伝統音楽を都会的なジャズやボサ…

Chalga "Sabir" (2006)

ヨーロッパには、LunasaとかL'ham de Focとか、伝統楽器を使って疾走感あふれるかっこいい演奏を聴かせてくれるバンドがいくつかあるけれども、ハンガリーから現れた新顔がChalgaというバンド。 「チャルガ」という名前は、もともとは音楽のジャンル名で、ジ…

The Moon and the Nightspirit "Regõ Rejtem" (2007)

幻想的で美しい音楽が好きならまずお薦めしたいのがこのディスク。 ヴァイオリンにツィター、パーカッションといったアコースティック楽器で奏でられる哀愁あふれる旋律に、透明感のある美しい女性ボーカル。これぞまさに幻想のヨーロッパ中世、東欧の憂愁。…