Szalóki Ági "Cipity Lőrinc" (2006)


サローキ・アーギはハンガリーの美人女性歌手。ボーカリストとして、ジプシーバンド"Besh o droM"やユダヤ音楽バンド"Oi Va Voi"などさまざまなグループのアルバムに参加している人気歌手なんですが、ソロでは、ハンガリーの伝統音楽を都会的なジャズやボサノバ風のアレンジで歌ってます。このCDは3枚目のソロアルバムで、ジャケットもかわいくおしゃれな一枚。
民族音楽っていうと不協和音だ変拍子だと、なんだか濃い音楽が多いけど、これはふっと力を抜いて聴けて、誰にでもお勧めしやすいアルバムです。2ndの"Hallgató/Lament"はジャズアレンジで大人っぽい夜の雰囲気だったけれど、この3rdは明るい陽の光がよく似合うイメージ。飲み物だったら、紅茶がよく合いそうですね。
動画はアルバム2曲目の"Mici"という曲。シンプルなメロディながら、歌声の微妙な音程の揺れが複雑な表情をかもし出しているのが素敵です。
ちなみに、ハンガリーでは日本と同じく姓が前に来るので、サローキが姓でアーギが名前です。