Diana Reyes "Insastifecha" (2008)


たいへん長らくのご無沙汰でした。
ブログの更新を停止していた間、実はメキシコへ旅行に行ってました(そんなに長期間ではないですが)。メキシコシティからパレンケ、チチェン・イツァ、カンクンとまわってきたのですが、その途中でふらりと立ち寄ったのが現地のCDショップ。ただ、メキシコの音楽にはあんまり馴染みがないので、どんな歌手がいてどんな曲を歌っているのかなど全然わからない。というわけで、ジャケットだけを頼りに何枚か引き抜いてきた中の一枚が、今回紹介するDiana Reyesのアルバムです。
日本に帰ってから調べたんですが、このDiana Reyes、ドゥランゲンセ(Duranguense)と呼ばれるメキシコ北部発祥の音楽ジャンルの歌手だそうです。
ドゥランゲンセの歌手は、ジャケットをみればわかるとおりテンガロンハットがトレードマーク。楽器はベースギターを使わず、低音部はブラスが担当しています。さらに、スネアドラムを中心としたパーカッションを多用するのが特徴……らしいです。曲を聴いてみると、なるほどぷかぷかと吹き鳴らされる管楽器の音が目立っていて、底抜けににぎやかで脳天気です。いかにもカラッと晴れていて湿度の低いメキシコ北部らしい音楽です。
ただ、あんまり曲ごとの変化がないのでどの曲も同じように聞こえてしまうし、湿り気の全然ないこういう音楽はあんまり日本では受けそうにない気もしますが。
動画はアルバム5曲目の"Me Muero"という曲です。