Pooka "Fools Give Birth To Angels" (2001)


けっこう間が開いてしまいましたが、世界の女性デュオの第3弾。今回はイギリスのグループPookaです。メンバーはシャロン・ルイスとナターシャ・ジョーンズの2人で、プーカというのはアイルランドの伝説に出てくる怖い妖精(という悪鬼)の名前。こうした不吉な妖精の名前を冠しているだけあって、音楽の方も不気味ガーリー・ポップといいたくなるようなダウナー路線です。
"Fools Give Birth To Angels"は、2001年の3rdアルバム。他のアルバムではバンド編成での演奏なんですが、このアルバムだけは全編ストリングスを加えた重厚なアレンジで、クラシカルでグルーミーな独特の世界を作っています。実を言うと、私はバンド編成のほかのアルバムはあんまり好みじゃないのですが、このアルバムだけは気に入って何度も聴いております。
なお、Pookaはこのアルバム発表直後の2002年に解散し、今ではそれぞれソロ活動をしているとか。なんとなく、女性デュオは短命なケースが多いような気がするんですが、やっぱり女性ふたりという編成は安定度が低いんでしょうか。
3rdアルバムの曲で試聴できる作品がないので、動画は2ndアルバム"Spinning"に収められた"Mean girl"。これだけ聴くと普通のロックっぽい感じ。