アメリカ

The Ditty Bops "Summer Rains" (2008)

前回に引き続き世界の女性デュオシリーズその2。アメリカのロス出身の"The Ditty Bops"は、アビー・デウォルド(ギター)とアマンダ・バレット(マンドリンとダルシマー)のふたり組で、もちろんふたりとも歌も歌います。フォークやカントリー、ブルースなど…

Pierre-Laurent Aimard, Aka Pygmies "African Rhythms" (2003)

クラシック音楽は、つねに「辺境」(あくまで、ヨーロッパから見て、ですが)の音楽に刺激を受けて進化してきたところがあります。たとえば、トルコの軍楽に影響を受けてモーツァルトはトルコ行進曲を作ったわけだし、バルトークやコダーイはハンガリー民謡…

Alessandra Celletti "Scott Joplin's Ragtime" (2005)

ラグタイムは、20世紀初頭のアメリカで流行したポピュラー音楽。シンコペーションを多用したリズムが特徴で、ちょうどクラシックとジャズの狭間にあるような音楽です。ラグタイムを知らないという人も、一度聴いてみれば、あれかと思い当たるはず。サイレン…

Love Spirals Downwards "Ardor" (1994)

ギターやシンセの奏でる美しい音に乗って、儚げな声のボーカルが歌うメロウなメロディ。浮遊感のあるたいへん心地よい音楽で、分類すればDream PopとかEthereal Darkwaveとかいうジャンルに入るらしいです。メンバーは、マルチ・プレイヤーのライアン・ラム…

Noe Venable "Down Easy" (2000)

Noe Venableは1976年生まれ、故郷サンフランシスコを拠点に音楽活動を繰り広げてきたフォークシンガーにしてソングライター。現在までに6枚のアルバムをリリースしており、2004年には永年過ごしたサンフランシスコを離れブルックリンに転居したとか。 2000年…

Pharaoh's Daughter "Haran" (2007)

Pharaoh's Daughterは女性ボーカルのBasya Schechterが率いるユダヤ音楽のバンド。Basyaはメインボーカルとして歌うとともに、アラブの弦楽器ウード、トルコの弦楽器サズの演奏もしています。 ユダヤ音楽なのにバンド名が「ファラオの娘」なのはなぜかという…

Divahn "Divahn" (2002)

アラブ風のエキゾチックな旋律から、聴いてしばらくはてっきり中東のバンドかと思っていたのだけれど、これは実はアメリカのバンドなのでした。 ディヴァーンは、ニューヨークを中心に活躍するユダヤ音楽ガールズ・バンド。「ディヴァーン」というのは「詩集…