LAU "Lightweights And Gentlemen" (2006)

LAUは、スコットランドエジンバラで結成された3人組バンドで、このアルバムがデビュー作です。編成はフィドルのエイダン・オルーク、アコーディオンのマーティン・グリーン、ギター(歌も)のクリス・ドレヴァーの3人。わずか3人という少人数ながら、非常にテンションの高い演奏を聴かせてくれるスーパーバンドです。演奏がすごいというバンドなら、ほかにもLunasaやFlookなどもあるのだけれど、LAUが独特なのはそのワイルドな演奏スタイル。妙に猫背だったり激しく頭を振ったりと、見た目はあんまりかっこよくないのだけれど、いかにも男っぽいごつごつとしたところが魅力です。
さらに面白いのはインストゥルメンタルと同じように歌もこなしているところ。しかも、歌なしの曲はひたすらハイテンションでかっこよく、歌の入る曲になるとこてこてで情感たっぷりという、このギャップがなんともいえません。10月に来日するそうなのでライブに行ってみようかな。