Neko Jump "จุ๊บ จุ๊บ" (2007)


日本でも一部で人気のタイの萌え系アイドルユニットNeko Jumpです。Nekoはもちろん日本語のネコ。歌詞などにも一部日本語が挟まっていたりと、日本への強烈な憧れが見て取れます。なお、メンバーのふたりは本当に双子姉妹だそうです。
日本での数少ないファンは圧倒的に成人男性なんですが、タイでは小学生の女の子とかに人気があるらしいです。日本で言えばミニモニとかみたいなものですかね。しかし、この萌え路線、どこまでタイの小学生に通じてるんでしょうか、ちょっと疑問を感じなくもないところです。
タイトルの"จุ๊บ จุ๊บ"(Joop Joop)というのは、"kiss kiss"という意味。これは最新の5曲入り2ndミニアルバムなんですが、2006年デビューで、現在まで出たのがミニアルバムが2枚だけってのは、アイドルとしてはかなり少ない気がします。
曲は日本の80年代アイドルを思わせるポップスで、このチープさがなんともたまりません。動画は"เขิน เขิน"(Khoen Khoen)。日本のテレビ番組の音声とおぼしきオープニングから謎の文字まで、随所に顔を出す日本語は、タイ人にとってはかっこいいんでしょうか。日本人にとってはなんともくすぐったいのですが。日本人にはむしろ、にゃーにゃーとそれこそネコの声のようにも聞こえるタイ語の発音がなんだかキュートに感じられます。

今のところ日本市場はほとんど意識していないようですが、もし彼女らの方でも日本の「大きなお友達」を意識するようになったら、たぶんつまんなくなっちゃうんでしょうね。