Djal "Répliques" (2006)


前回に引き続き、フランスのバンドです。
Djalは6人組インストゥルメンタル・バンド。ケルトっぽい曲を演奏しているのでてっきりブルターニュのバンドかと思ったら、フランス南東部ローヌ=アルプ地方のグルノーブル出身だそうです。Djalというバンド名はフランス語で"Du Jour Au Lendemain"(一夜のうちに、突然に)の頭文字。アコーディオン、ハーディガーディ、フルートなどのアコースティック楽器のほかベースギターも使っています(ドラムスはなし)。このアルバムは3枚目になるのですが、1stと2ndはライブ盤なので、スタジオ録音盤はこれが初めて。
曲はケルト風なものが多いんですが、中にはアラブ風の曲やジプシー風の曲もあったりします。こうした一種の無節操さが、地中海貿易で多文化を受け入れてきた南仏のバンドらしいところなのでしょう。
動画は"L'école des lucioles"という曲。この動画では立って聴いている人もいますが、観客の多くは踊ってます。フランスの伝統音楽ライブでは、やっぱり踊るのがデフォルトなんでしょうか。

次は2007年フィギュアスケートNHK杯で優勝したイザベル・デロベル&オリヴィエ・ショーンフェルダー組の演技の動画。使われているのがDjalの曲です。

http://www.myspace.com/djalmustradem