Julie Fowlis "Cuilidh" (2007)


ジャケットがあまりにかわいいので、これは聴くしかない!と聴いてみた一枚。
Julie Fowlisは1979年生まれで、スコットランドのアウターヘブリディーズ諸島にあるノース・ユイスト島出身。今なおゲール語が使われている集落で育ち、伝統音楽やダンスに親しんできたのとか。ノース・ユイスト島というところがどんなところかといえば、湖と山ばかりの荒涼とした島。都会からは遠く離れた、スコットランドの中でも一二を争う辺境といっていい土地です。
"Cuilidh"は彼女のセカンドアルバムで、もちろん歌詞はすべてゲール語。彼女のよさはなんといってもその素直さ。これといって特にすごいところがあるわけではないのだけれど、田舎町でまっすぐのびのびと育った娘さんが楽しげに歌ってる感じがとてもキュートでいいのです。バックのアコースティック楽器陣も、彼女を慈しみ守っているようでいい感じ。
動画は"Puirt-A-Beul"という曲のライブ。

なお、彼女はBBC Radio 2 Folk Awardsで"Folk Singer of the Year 2008"に選ばれております。
http://www.myspace.com/juliefowlis