Daemonia Nymphe "ΔΑΙΜΟΝΙΑ ΝΥΜΦΗ" (2002)


ギリシャの暗黒フォーク集団(笑)Daemonia Nympheの1stアルバム。妖しいです。妖しすぎます。
古代ギリシャの音楽というと、スペインのグレゴリオ・パニアグワ率いるAtrium Musicae de Madridが再現半分創作半分で作った「古代ギリシャの音楽」というレコード時代のアルバムが有名ですが、地元ギリシャのグループがそのアプローチをさらに押し進め、創作9割くらいで作り上げたのがこのアルバム。
曲はだいたい、太鼓がどんどことゆっくりしたリズムを取り、リラとかキタラとか復元された古代楽器がギリシャ音階の旋律を奏でる。低音の男声が呪文を唱えるように歌い、高音の女声がひらひらと舞うように歌う。そんな感じです。
不思議な旋法は確かに耳新しく、ちょっと生贄でも捧げて邪教儀式でもしたくなったときのBGMとしてはぴったりなんですが、通して聴くと同じような曲が多すぎるので飽きが来るのが難点。このグループのCDはあと2枚出てるんですが、全部おんなじような感じですね。まあ、一枚あればいいかな。
試聴はこちらで。
http://www.myspace.com/daemonianymphemyspace
Summoning Divine Selene