Пелагея"Девушкины песни" (2007)


アーティスト名はペラゲーヤ(Pelageya)と読みます。ボーカルの女性の本名でもあり、バンドの名前でもあるとのこと。1986年7月生まれ、シベリアのノボシビルスク出身の若き歌姫の2ndアルバム。
なんともセンスの感じられないジャケットにまどわされずに聴いてみれば、これがびっくり。曲はロックからロシア民謡、クラシックまでなんでもあり、歌い方もこぶしの利いた民謡から迫力のある低音、ラップからオペラ風までさまざまな声を使い分けてみせる。まさに七色の歌声の持ち主。これは天才ではなかろうか。

1stアルバムはわりとオーソドックスなロシア民謡ばかりで、ちょっと歌がうまいロシアの田舎娘風だったのだけれども、2ndで一気に多才ぶりが花開いた印象。ワールドミュージック好きなら必聴のアルバムです(といってもなかなか日本では入手が難しいのだけれど)。

下のムービーは"Ptashechka"という曲。これは彼女の曲の中ではわりとおとなしい方なのだけれど、これだけでも並外れた歌唱力がわかるはず。