Loituma "Loituma" (1995)


北欧でいちばん有名な民族音楽バンドといえば、ちょっと前まではヴァルティナだったんですが、今なら圧倒的にロイトゥマでしょう。といっても知られているのは"Ievan Polkka"たった1曲だけですが。
このアルバムは、その"Ievan Polkka"が収録されている彼らの1stアルバム。1998年には"Things of Beauty"というタイトルでUS盤が出ています(曲順は入れ替わってますが内容は一緒)。彼らのアルバムは、このほか1998年の"Kuutamolla"のみ。解散はしてないようですがほぼ活動休止状態にあるようです。
"Ievan Polkka"が一度聴いたら忘れられない歌だったので、ほかの曲もそんな曲ばかりかと思いきや、実はアルバム全体としては落ち着いた曲が中心。陽気な"Ievan Polkka"はむしろ異色です。また、"Ievan Polkka"はアカペラですが、ほかの曲はほとんどがカンテレ(琴みたいなフィンランドの弦楽器)の伴奏つきで、メンバー4人のハーモニーとともに、カンテレの繊細な音色をじっくり聴かせてくれます。
動画はいろいろ探したんですが、やっぱり"Ievan Polkka"しか見あたらず。

でも、ファンが作ったと思われるmyspaceで試聴できる"Missing Him"という曲の方が、"Ievan Pollka"よりもむしろ、本来のロイトゥマの音楽性を代表してると思います。
http://www.myspace.com/loitumaremix