Alaitz eta Maider "Alaitz eta Maider" (1997)


アライツ・テレチュアとマイデル・ザバギの女の子ふたり組だからアライツ・エタ・マイデル。アライツとマイデル、というなんというか安易な名前の女性デュオであります。出身はスペインのバスク地方で、全編バスク語で歌ってます。
楽器はアライツがトリキティシャ(アコーディオン)を、マイデルがパンデロア(タンバリン)を演奏。彼女たちの音楽は、バスク地方の伝統音楽をベースに、エレキベースやドラムを加えてポップにしたトリキ・ポップというジャンルなんだそうで、スペインといって思い浮かぶフラメンコやガリシア音楽ともまた全然違った明るく楽しい音楽です。
しかも、トリキティシャの素朴な音色に舌足らずな歌い方も相まって、これが日本のガールズポップを思わせる、実に日本人好みな音楽になっているのです。それでいて演奏の方もしっかりしていて、アライツのトリキティシャの腕前はかなりのものです。
実際、日本の番組のテーマ曲に使われ、日本盤リリース&来日したこともあるようで、日本のWikipediaにも項目があるのには驚き。
"Alaitz eta Maider"は1stアルバムで、動画は3曲目の"Bota bexamela"。Wipipediaの記述によれば、3枚のアルバムを出して2004年に解散したとか。ハッピーでキュートな、素敵な音楽だったので残念。